料理家|鈴木葉子

1977年生まれ、神奈川県逗子市出身。
好きなもの:キッチン雑貨・北欧インテリア・手作りお菓子・ビストロ系おつまみ
苦手なもの:毛虫などの害虫・タバコの煙・バーチャル系の乗り物・各種手続きや説明書

かつては人前で声が出ないほどの緊張症のコンプレックスを抱えながらも、挑戦することをあきらめず、フリーアナウンサーとして活躍。

現在は、コンプレックスにも立ち向かうチャレンジと、自己表現が人生を変える!という信念のもと、料理家として活動しています。

チャレンジの結果得た、「伝える力」と「頑張らないご飯作り」の経験をフル活用し、忙しい女性に寄り添う簡単でおいしい発酵料理のレシピや、飾らない生活、マインドを発信中。

家庭という小さな世界観で自分自身を見失いがちな女性たちが、台所から自信と自己表現の楽しさを取り戻すきっかけを提供しています。

  • 大学卒業後、大手航空会社の内定を辞退し、テレビの世界へ。
  • フリーアナウンサー・レポーターとして報道、情報、スポーツ番組に約10年間出演。表現力を磨く。
  • 著名な料理家のアシスタントを約3年間務め、「時短・簡単でも美味しい」家庭料理の真髄と、環境を整えるための、台所道を体得。
  • 産後の心身の不調とワンオペ育児の限界を機に、苦手だった発酵食に挑戦し克服。
  • 発酵マイスターの資格を取得し、自身の経験から「罪悪感のないご飯作り」をテーマとした麹ごはんのレッスン・レシピ開発をスタート。
  • 現在は、「誰に習うか」の時代において、講師自身の「感性」や「ストーリー」を伝える自己表現の重要性を説き、発信力を高めたい教室講師のサポートも行っている。

My Story

創作活動の原点は「赤毛のアン」

海と山がある静かな町で育ちました。 父は日曜大工、母は裁縫が得意で、幼い頃から家には創作があふれていました。
特に、庭でサラサラの土を作り固めて、本物そっくりのケーキやプリンを作る「本気のおままごと」が大好きで、一人黙々と没頭していました。

この創作活動の原点は、母が大事にしていた「赤毛のアンの手作り絵本」という料理本です。

そのクオリティの高いスタイリングや世界観に憧れ、おままごとを通して真似ていたのです。
この絵本は今も私の大切な原点であり、料理教室を始めるときに母から譲り受けたほどです。

現在、私がレシピを考案し、調理し、盛り付け、写真に撮り、発信する一連の作業は、子供の頃のおままごとと『赤毛のアンの手作り絵本』を融合させたような創造活動です。

自分というフィルターを通して、伝えたい世界観や価値観を表現する手段が、料理なのかもしれません。

けれど、全てが順風満帆だったわけではなく、美味しいものを作り、伝えたいという気持ちの奥底には、子供の頃に体験した、「うまく伝えられない」というコンプレックスが関係しています。

コンプレックスを自信に変える挑戦

幼い頃から作ることが好きで活発な一方で、私は「人前で発表する」ことが極端に苦手でした。

小学校2年生の時、授業での発表で、極度の緊張から口をぱくぱくさせるばかりで声が出なくなる「口パク事件」を経験。これは私にとってトラウマとなり、「人前で発すること」を避けて過ごすようになりました。

転機となったのは、高校時代。
バレーボール部に入り、思い通りにできないことをいくつも経験したことで、必然的に優等生ではいられなくなりました。

けれど、「できないこと」を受け入れ、失敗しても逃げずに続ければ小さな成功を体験できることにも気づけたんです。

そこから、小学生の時の「口パク事件」は、誰かに「よく見せよう」というプライドが自分を萎縮させていたのだと理解できました。

その後、高校3年生の文化祭でヒロイン役にチャレンジしたことは、「口パク事件」のトラウマを乗り越える試練でした。
始まってから終わりまでがあっという間で、観客からの拍手は快感でした。

「弱い自分に勝てた!」この経験は、コンプレックスから逃げるだけでは自分を変えられない、小さな積み重ねが自信に変わるという、私の生き方の軸となりました。

そしてこの経験が、夢にも思っていなかった「アナウンサー」という職業につくターニングポイントとなります。

「できない」を「できる」に変えて広がる選択肢。

大学卒業時、すでに決まっていた航空会社の内定を辞退し、大激怒する父に土下座をしてまで、テレビの世界で生きていく道を選びました。

やってみたらなんとかなる。自分で決めたことに責任を持つ。というこの時の覚悟が、今の私のベースになっています。

温泉番組のレポーターになった際、食レポや撮影のイロハを学びました。
当時の分業制の中で、私はカメラマンやディレクターの仕事に興味を持ち、彼らが求めることを効率よくできるように努力しました。

この経験のおかげで、調理の撮影の仕方、映像のテンポ、そして「どんな言葉で表現すれば伝わるのか?」という「表現する・伝える」探求心が身につき、今の動画作成や講座運営に大いに役立っています。

その後10年間続けたアナウンサーという伝える職業。
元々のコンプレックスがあったからこそ、「できないこと」を「できること」に変える挑戦を続け、人生の選択肢を広げ、自由になれたのです。

がんばらないことを学んだ「台所道」

仕事以外で楽しみにしていたのは「食を中心とした暮らしの楽しみ」の探求。

仕事の合間を縫って料理の勉強を続けていく中で、家庭料理専門の著名な料理家さんのアシスタントを務めるお話をいただきました。

先生から学んだのは「料理は頑張らなくていい」という新しい概念です。新婚時代、手間をかけることこそ美味しい料理だと思い込んでいた私にとって、先生の「簡単なのに美味しい」料理は衝撃でした。私は先生の料理にすっかりハマり、「簡単ごはん」を作り続けました。

アシスタントとしての約3年間、調理はさせてもらえませんでしたが、ひたすら先生が働きやすい環境を整えることに集中しました。この経験で、視野が広がり、細かな変化に敏感になり、先を読む力が身につきました。 その結果、生徒さんの意図や想いを先に察することができるようになりました。これは私の「台所道」であり、「仕事道」です。

また、先生の「毎日のごはん作りは楽じゃないとだめ」という考え方は、育児で忙しい新米主婦の私にとって救いでした。

実は苦手だった「麹」との出会い。

けれど、二人目出産後のワンオペ育児で、私は心と体のバランスを崩し、体調不調が続くように。体力も夫婦関係も限界の中で何かを変えなければと始めたのが、当時は大の苦手だった「発酵食」でした。

「コンプレックスには挑戦した方がいい。」「なんとかなる。選んだことに責任を持つ。」という信念を再び思い出し、思い切って、発酵マイスターの講座に参加。学びの結果、苦手があっという間に「大好き」に変わり、みるみる体調も回復、発酵料理は心身の健康を立て直す、自分にとって必要な食だと実感したのです。

近年、発酵や麹は世界的に注目されています。けれど仕事や育児、介護に追われる女性たちは、それらに興味はあっても「難しい」というイメージが先行してしまったり、時間や体力に限りがあり、なかなかチャレンジできないのも現実。

だからこそ私は、師匠から学んだ「頑張らない」という台所道と、美味しく健康になれる「麹ごはん」を掛け合わせて伝えていくことに決めました。

日本人が当たり前に食べてきた麹調味料という安心安全な美味しさの素を使って、日々の料理に頑張らなくても美味しいという「選択肢」を持って欲しい。

麹調味料が持つ、子供の味覚を育む旨み成分、腸内環境を良くする効果、簡単に美味しくなる調理法は、忙しい女性の「罪悪感を減らせる魔法の調味料」だと確信しています。

人生を通して伝えたい、テクニックよりも大切な「感性」と「表現」

その後、料理家として独立した私は、料理教室を軌道に乗せるためにビジネスを学びました。

マーケティングやブランディングなどさまざまなことを学ぶ中で行き着いたのは、どれだけテクニックを学んでも、最後は結局「自分自身の経験」「自分がどう感じているかの感性」を表現し伝える力が重要だということでした。

例えレシピがオリジナルでなくても、それを伝える人自身が生きてきた人生、感じてきたストーリーがある。自分の想いを伝えることは、自分自身と向き合う時間であり、自分への挑戦です。挑戦して自分の形で表現できることが増えると、人生レベルで見える世界が変わると確信しています。

私の中には、コンプレックスを抱きながらも懸命に挑戦し続ける『赤毛のアン』が今も生きています。アンのように、喜怒哀楽の人生を謳歌し、自由に感情を表現し、小さな挑戦をする人を応援したい。

自分の「感性の軸」を見つけられたら、きっと今よりもずっと楽しく仕事ができるはずです。そんな働き方を、毎日の幸せが生まれる台所から、女性たちに提供したいと願っています。

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